クラウド会計が向いている人・会社とは?
インターネットバンキングを利用している
5月11日の記事でクラウド会計のメリット・デメリットについて書きましたが、今回はクラウド会計の利用に向いている人についての記事を書きたいと思います。MFクラウド会計をはじめとするクラウド会計ソフトの特徴は、もちろん銀行の入出金データを取ってきて、仕訳を提案してくれるところにあります。この前提として、インターネットバンキングを利用していることが必要になります。
このため、インターネットバンキングを利用していないとこの機能を使えないので、せっかくクラウド会計を導入しても、宝の持ち腐れになってしまいます。既にインターネットバンキングをご利用されている方は、追加のコストが掛からないので、クラウド会計を導入する際の障害にならないのですが、インターネットバンキングを利用していない会社では、2の足を踏みやすいと思います。利用料だけで言うなら、楽天銀行やジャパンネット銀行のように利用料が掛からないところもありますので、そちらの利用を検討してもいいかと思います。
また、異なる金融機関で口座を持っている場合は、一つの口座でほぼ入出金をしているようであれば、その金融機関でだけネットバンキングを利用して、動きの少ない金融機関の口座は手で仕訳入力しても良いと思います。私のお客様でもメインの銀行だけネットバンキングを利用されているので、そこまでMFクラウド会計に自動的に取込み、他の銀行の取引は手入力しています。
クレジットカードを利用
クレジットカードを利用しているデータも取込可能ですので、会社の場合は法人カードを作り、MFクラウド会計などのクラウド会計ソフトに登録すれば、取引データの自動取り込みは可能です。
PCの利用に苦手意識がない
クラウド会計ソフトは、銀行データやクレジットカードの利用データを取込んでくれますが、その前にご利用されている金融機関やクレジットカードを登録する必要があります。MFクラウド会計ですと、わかりやすい画面になっていますし、マニュアルも整備されているので、登録自体は難しくないです。しかし、これはあくまでも僕の個人的な感覚であって、難しく感じる人も中にはいると思います。なので、ここは利用者のPCスキルによるところが非常に大きいと思います。PC操作が苦手じゃなければ、クラウド会計ソフトはおススメです。
エクセルが好きであればプラス
前回の記事でちょこっと書きましたが、クラウド会計ソフトはInternet ExploreやGoogle Chromeなどのブラウザ(インターネット)で見るので、ページの移動とかに時間がかかります。また、大量の仕訳を入力するには向いてないです。ただし、エクセルで作った仕訳を簡単にアップロード出来るので、この点は僕はストレスは感じません。むしろ、このアップロード機能はありがたいです。小口現金や売上データなどお客様からエクセルで提供頂いて、MFクラウド会計にアップロード出来る形にして取り込んでます。エクセルでデータをもらえば、アップロードできるように加工するのは非常に楽です。
こう言ったことからも、エクセルが得意な方には向いていると思います。
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