富士見市では退職金制度の整備をバックアップしている
明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い申し上げます。
美容室を開業すると少なくてもアシスタント
を採用しなければなりませんね。
オーナー自身も美容室に勤務していたころに
経験したと思いますが、スタッフが定着するか
どうかに不安があるのではないでしょうか。
一方、美容室に採用される側である美容専門学校の生徒
には安定志向の人が意外と多いです。
入学前の説明会でも、
「今の美容室では社会保険に加入しているのは当たり前」
と副校長が親御さんに訴えかけていました。
また、ある専門学校生に美容専門学校の入学動機を聞くと
「就職に有利だから」
言っていました。
実は富士見市に安定志向のスタッフを支援する制度があるんです。
退職金共済の掛金を3年間の補助を受けるときの確定申告での処理方法
富士見市では中小企業退職金共済等の掛金に一部を3年間補助してくれます。
具体的にはつぎのとおり。
- 掛金の20%を補助してくれること
- 12月末までに雇用されている従業員が対象であること
(年の中途で退職した人の掛金は補助が認められていません)
美容室で退職金制度を整備している所は少ないのではないでしょうか。
この中小企業退職金共済のメリットは確定申告で経費に落としながら
退職金の財源が貯蓄できる点です。
ちょっと表現を変えれば、お金の負担を無理なく、
節税と貯蓄が同時にできる点です。
それを富士見市ではバックアップしてくれます。
もちろん、確定申告では補助してもらった分は経費から差し引かれます。
その中小企業退職金共済に加入したときの掛金
は月額一人当たり5,000円から30,000円の間の
16種類の掛金が従業員ごとに選択できます。
補助金制度には落とし穴がある
また、加入するときにはいくつか注意点があります。おもな項目は以下のとおり。
①小規模企業に限られること
個人事業主の美容室なら雇用契約の従業員が100人以下になります。
②掛金の全額を美容室が負担すること
従業員に負担させるのはNG。
③原則は従業員全員が加入すること
ただし、次の場合は対象外になります。
・雇用契約期間が定められている従業員(非正規雇用)
・試用期間中の従業員
・休職中の従業員
・フリーランスになる予定など短期間内に退職するのが明らかな従業員
④掛金を減額するときは従業員の同意が必要なこと
⑤フリーランスのスタイリストは加入対象外
このように中小企業退職金共済は細かいルールがたくさんあります。
当然、掛金を美容室が負担する以上は、従業員に払い戻す義務が発生します。
その払い戻すタイミングによって、従業員の確定申告での税金の計算は変わってくるので、
事前に周知したほうが無難でしょう。
・退職したタイミングで払い戻す場合は退職所得
・在職中に解約した場合は一時所得
富士見市の美容室のオーナーの方は従業員を確保するため
には中小企業退職金共済を活用してはいかがでしょうか。
★成功に一歩前進するためのマインド
退職金共済の加入はひとつの選択肢。加入前にじっくりと検討しましょう。
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