あなたは美容機器を購入する人?それともリースで借りる人?
和光市駅周辺を中心とする美容院経営
を展開している募集要項に、
FC(フランチャイズ)支援と書いてありました。
独立志望のスタイリストにとっては魅力的ですね。
実際に委託契約で経験を積んでからFCで数店舗
の美容院を持つまでに成長させたオーナーは存在します。
さて、美容院を開業するのに欠かせないもの。
それは美容機器です。
金額は決して安いとはいえません。
チェアーひとつにしても、30万円以上のものがあります。
そのほかにシャンプー台、鏡など美容院専門
の会社から調達しなければ開業することはできないんです。
そのときにどちらかを選択することが求められます。
・リース契約をする方法
・金融機関から借金をして購入する方法
購入vsリース契約
まずは所得税の確定申告でどのように影響するのかをお伝えします。
例)600,000円の美容機器で、法定耐用年数(使用可能期間)が10年の場合
①リース契約を結んだ場合
5,000円×12月=60,000円
②購入した場合
選択肢は2つあります。
・定額法:法定耐用年数に基づいて均等に必要経費に計上する方法
600,000円÷10年=60,000円
・定率法:初めに償却費を多く計上する方法
600,000円×0.2=120,000円
※0.2という割合は法定耐用年数10年の場合に税法で定められている償却率です。
上記だけ見ると購入したほうが、
必要経費に落とす方法が選択できるのでお得に見えます。
でも、本当に美容院の数を増やしたいと考えるなら、
もう少し慎重にならないと後悔しかねません。
美容機器の購入とリース契約のメリット・デメリット
美容機器をリースか購入の選択によって、
所得税法のほかにもメリット・デメリットがあります。
- リース契約を結んだ場合
- メリット
・固定資産税がかからない(所有者がリース会社だからです)
とは言っても、リース料に反映されます。
・支払った金額が必要経費に落とせること
- デメリット
・基本的にリース契約期間の途中で解約することができないこと
・資金繰りが苦しいときに支払の先延ばしが難しいこと
- 購入した場合
- メリット
・資金繰りが苦しいときに借金の返済を先延ばし
(リスケジュール)できる可能性があること
- デメリット
・固定資産税が課税されること(所有者が美容院になるからです)
・借金の返済金額(支払金額)は必要経費に落とせないこと(その代わりに借金で口座に振り込まれたときに課税されません)
このように開業するとき、美容機器をリースにする
か購入にするのかは美容院の将来に影響する要素がたくさんあります。
では、いったいどちらがオススメなのでしょうか。
結論からいえばケースバイケースです。
具体的には2つの軸で考えるのが良いと思います。
- 金融機関に対する信用度
美容院を開業するときに必要なのは美容機器だけではありません。
店舗の改装費用や消耗品など投資する金額は大きいです。
金融機関から借金できる金額が足りなければリース契約を結ばざるを得ません。
- オーナーの性格
美容機器などの所有欲が強い人なら購入すべきであり、
借入することに抵抗あるならリースがオススメです。
★成功に一歩前進するためのマインド
美容機器の購入とリース契約は一長一短です。
後悔しないように、多角的な視点で検討しましょう。
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