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税理士がサポート!『はじめて起業ものがたり』  「起業って何から始めればいいのか 149 有望な顧客獲得のための方法」

 

今回のポイント
 評判になるチャンスを逃さない 

 

 

慌ただしい2月上旬が過ぎ、中学受験の結果が出そろった。

都内受験の8名は、第1志望合格者が4名、第2志望合格者が4名。

第2志望までの範囲ではあるもののなんと全員が合格。

中には2月1日は安全なところを受験し、2日や3日に第1志望をもってくる生徒もおり、その影響もあって初日の夜の合格発表で全員の合格が判明するという驚きの結果だった。

 

 

しかも関西方面は、難関校上位に名を連ねている中高一貫校への合格も出た。

それを含め、関西方面も全員合格である。

 

オンライン部門担当の石川も予想外の好結果に驚きの色を隠せない様子で、喜びよりも戸惑っているほどだった。

 

びっくりしたのは全員合格という結果だけではない。

中学受験をしたオンライン生徒ゼ全員が、そのまま継続してレッスンを受けることになったことである。

一般的には中学受験が終わればそれで卒塾というケースが多い。

こちらが執拗にお願いしてもしぶられるのに、今回はこちらから誘導したわけでもなく、継続してレッスンを受けたいと家庭の方から切り出された。

もちろんこれが理想的な展開なのだが、そう簡単にこの流れを作れるわけではなく、大手進学塾の熟練の講師ですら継続率が厳しいのだ。

そんな状況の中での100%継続は、まさに狐につままれたような話だった。

 

この嬉しい仰天ニュースを私はただちに顧問税理士の天海さんに伝えることにした。

 

電話での声を聞いての反応だが、我々が驚いていることに天海さんは驚いている様子である。

 

「はじめさんはそれだけの努力をチーム一丸となってやってきたのじゃ、喜ぶことはあっても不審に思う必要はあるまい。少々自分たちを低く評価し過ぎておるんじゃないか」

 

「そう言ってもらえるとそうなのかと胸を張って誇りたくなりますが、あまりにうまく行き過ぎていて・・・・・・夢心地といいますか、信じられない気持ちですよ。ただ、想定外の成果なので喜び以上に何か良くないことが起こるのではないかと不安で」

 

「なんじゃ、来年はこううまくは行かないだろうと今から心配しておるのか?」

 

「それは・・・・・・ないこともないですね。ただ、やっぱり来年も同じように全員の生徒の笑顔を見たいです!」

 

「であれば、早速、合格体験談を依頼し、その内容をサイトにアップすることじゃ。これは早いに越したことはないぞ。日本中の受験を控えた新小学6年生や新小学5年生は、今のまま通塾していいのか、どこにお世話になるのがいいのか、疑問を持ち探しているまっただ中じゃからな」

 

「そうですね、この成果をしっかりアピールしたいです。そうすれば全国から勉強を頑張りたい生徒が集まってくれますからね」

 

「気持ちの高まっている今、体験談を書いてもらうことで、説得力や感化力のある内容になるじゃろう。気持ちが冷めないうちにすぐお願いしなさい。

 

はじめさんの学習塾の評判を日本中に広める

 

またとないチャンスじゃぞ

 

「合格した学校名も入れて書いてもらうことにします。その方がイメージは湧きやすいですし、同じ志望校の生徒の目にとまりやすいですから」

 

「有望な顧客を獲得するためには評判が重要。明治維新の立役者である坂本龍馬氏もこう言っておる。

 

 

金よりも大事なものに、

 

評判というものがある。

 

世間で大仕事をなすのに、

 

これほど大事なものはない。

 

金なんぞは、評判のあるところに、

 

自然と集まってくるものさ

 

とな。

ただし、合格実績だけでは評判は高まらん。

 

どんな親身なサービスを行い、

 

顧客が何に満足していたのか、

 

その点も伝わりやすいようにして、

 

しっかりアピールすることが重要じゃ

 

「継続してくれる理由もそこにあると思いますので、ぜひ詳しく書いてもらいますよ。そしてすぐにサイトにアップします!」

 

 

 

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