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税理士がサポート!『はじめて起業ものがたり』  「起業って何から始めればいいのか 188 目標を達成するために必要な最初の条件」

 

今回のポイント
 予防は治療にまさる 

 

 

2024年も11月半ば、中学生は期末テスト目前でその対応に大忙し、一方で小学6年生は中学受験本番がいよいよ近づき目が離せない。

 

オンライン生の中でも都内在住の生徒は、2月1日からのスケジュールを組み立てながら、1月受験の学校も決めなければならないので、準備を進める受験校が5校や6校となる。

2月の第一志望の受験まで残り90日を切っている状態だが、ここにきての志望校変更も珍しくはなく、情報を家庭としっかり共有していかないとズレた指導になってしまうので注意が必要だ。

 

2月は都内受験、1月は近辺の埼玉・千葉・茨城などでの受験となる。

1月受験は滑り止めというよりも、腕試しや受験慣れという意味合いが強い。

もちろん本命にしている地元の受験生もいるので、受験当日は驚くべき人数が集まる。

 

 

いよいよこの時期がきたかと講師側は気合い十分ではあるのだが、生徒や保護者も同じとは限らない。

夏から一心不乱に頑張ってきた疲れが出てくる生徒もいるし、第一志望校を変更してモチベーションが低下している生徒もいる。

原因がわかれば対処しようもあるのだが、謎のヤル気低下という状態の生徒も出現してくるので大変だ。

 

今までは余裕を持って見守っていた保護者でも、この時期の試験結果や我が子の様子を見て慌て出すケースがある。

特に親子にとって初めての受験となると想定外のことが起こりやすい。

 

細心の注意を払って様子を観察し、ケアをしつつ、情報を内部で共有するための打ち合わせをする。

講師の負担が大幅にますのは間違いない。

 

つまり残り期間は講師・生徒共に気力と体力勝負になり、そこを乗り切った者が合格を掴み取ることができるということだ。

 

必要なのは「絶対に合格してこの学校に春から通うんだ」という強い気持ち。

困難に打ち勝つだけの強い動機が重要だ。

講師側も「絶対にこの子を合格させる」という覚悟がなければ最後支えられない。

 

しかし、さらに根底に必要条件がある。

 

それは「健康」だ。

 

 

どんなに強い思いがあっても病気になってしまうと講師は指導ができないし、生徒は勉強自体ができなくなる。

カリキュラムは変更となり、仕上げはその分だけ遅くなる。

当日の受験についても、集中力が特に必要になる算数は、コンディションで得点が20点は変わってくるだろう。

だからこそ体調管理がこの時期最も重要になるのだ。

 

顧問税理士の天海さんからは常に、生徒だけではなく、講師の健康管理にも気を配ることを忘れないようにとアドバイスを受けている。

天海さんは、人生論を著した小説家である武者小路実篤氏の言葉

 

人生にとって健康は目的ではない。

 

しかし最初の条件なのである

 

を引用されていた。

 

最近は私にもその言葉がよくわかるようになってきた。

 

健康だからこそ万全の準備をし、

 

当日は実力を発揮することができ、

 

目標を達成することができる。

 

これは勉強も仕事も経営も同じなのではないだろうか。

 

だからこそ、オンラインレッスンの際には必ず健康状態の確認と、本番まで健康を維持するための話をするように講師陣には徹底している。

マイコプラズマ肺炎が流行っているし、冬になればインフルエンザが大流行する。

病気にかかってからでは遅い。

 

予防は治療にまさる。

 

予防のための知恵をしっかり家庭にも伝えていくのも自分たちの大切な役割なのである。

 

そして講師陣にも予防を徹底する。

自らが実践しているからこそ生徒に話せることがあるし、なによりここから春までの過酷な日程を講師全員で乗り切ってもらわなければならない。

 

それができてこそ、全員合格と新年度スタート塾生数の両方の目標を達成できるのだ。

 

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