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名言集コラム135 「鬼滅の刃:冨岡義勇に学ぶ・生殺与奪の権を他人に握らせるな!!」【鬼滅の刃特別編・拾の型】

※経営者として独立して間もないマモルが、先輩経営者ショウから成功に繋がるアドバイスを受けて成長していく物語です。

 

今回のポイント
 経営者としての気概 

 

 

ショウ「お疲れさん、今日は2020年ラストのオンライン飲み会だな。このオンライン飲み会もいつの間にか毎月のルーティンになっていたが、よく考えてみると昨年の時点では発想もしなかったことだ。そう考えるとこの一年で生活様式も激変したな」

 

 

マモル「年末年始の帰省を控える家庭もかなりの数になりそうですね。日本人にとって、帰省こそ一年の中で毎年変わらぬルーティンだったはずです。そこからして変わらざるを得ないのですから、驚異の事態ですよ」

 

ショウ「ニュースをつければどこの都道府県の知事もあれだけ帰省自粛を促しているからな、日本人の気質からすると、素直に聞いて、静かに自宅で過ごす人が大多数になるだろう。俺もそうだが、初詣すら時期をずらす予定だよ」

 

マモル「GOTOトラベルも全国的に停止処置となりました。GOTOイートのポイント使用の自粛期間も延長されていますし、飲食業界、観光業界の悲鳴が聞こえてきます。もちろんそこに付随していくビジネスも停滞するでしょうから、明らかに経済は失速していきますね」

 

ショウ「そうしなければならないほどの感染状況だということだろうな。経済を回しつつ、コロナ感染を食い止める。この両輪を回すことの困難さがよくわかったよ。今はまずこれ以上の感染拡大阻止が最優先だ。背に腹は代えられないという政策だな」

 

マモル「僕もこの対応に賛同しますが、はたしてGOTOトラベルが本当に再開されるのか、2021年1月になっても再開が延長されるんではないかという不安の声もクライアントから聞きます。時短営業要請もどこまで続くのか……」

 

ショウ「確かに厳しい局面だな。これだけ感染が右肩上がりだと、先行きは本当に不透明だ。ワクチン接種が始まっても、日本の経済回復は2022年以降という見通しもある。しばらくは我慢の時期が続きそうだ」

 

マモル「国や自治体の補償がもっと手厚くなってくれれば、いくらか不安も解消されるのでしょうが」

 

ショウ「補償に対する希望は強いだろうな。自分たちだけの力では打開は厳しい状態だし、これだけ自粛も呼びかけられているから、客足は当然鈍くなるだろう。補償は絶対に不可欠だ。しかしそこに期待していても対応が手遅れになる可能性がある」

 

マモル「どこの自治体も資金が枯渇してきているそうですから、対応にも限界がありますよね。まずは医療関係者への待遇改善が先決という世論の声も強いですし」

 

ショウ「経営は難しい状況が続くが、経営者としての気概は絶対に失ってはいけないところだろう。鬼滅の刃の1巻1話での冨岡義勇の竈門炭治郎への言葉はまさにそれだ。

 

 

生殺与奪の権を他人に握らせるな!

 

というものだな。この言葉の背景には、脆弱な覚悟では妹を守ることも、治すことも、家族の仇を討つこともできないぞということを炭治郎へ伝えたい義勇の思いがある。国や自治体の援助やサポートは重要だ。だがそれがなくても自分の会社は自分で守り抜くという気概が、経営者には今まで以上に必要になるだろう

 

マモル「GOTOトラベルが利用できなくても、旅行自体が禁止になったわけじゃないですもんね。普通の金額を支払えば旅行はできるし、食事もできる。感染対策を万全に行っている宿泊施設や飲食店であれば、お客を呼ぶことは可能ですからね。何らかの打つ手はあるということですね。僕もコンサルタントのひとりとして、どこに打開策があるのか、どんな創意工夫が必要なのかを知恵を絞って必死に模索してみます」

 

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