名言集コラム47 「井上雄彦氏の安西監督に学ぶ・お前の為にチームがあるんじゃねぇ」

※経営者として独立して間もないマモルが、先輩経営者ショウから成功に繋がるアドバイスを受けて成長していく物語です。

 

今回のポイントは、『ネガティブな意見への対応』になります。

 

 

ショウ「どうだ? その後、若手のホープと事務員の口論は議論に発展したのか?」

 

マモル「ひとまず個別にお互いの主張を聴いてみました」

 

ショウ「そうだな。まずは冷静になって話を聴くことが大切だろう。若手のホープ、杉山くんだったか、彼は何を主張しているんだ?」

 

マモル「マーケティングについてですが、新規の顧客開拓のためにもサービスの見せ方を変えていくべきだと。IT関連の業務関連コンサルで対応させていただいている企業に、インフルエンサーになってもらうのはどうかと」

 

ショウ「インフルエンサー? 一企業に? まあ、マモルの会社のサービスについて拡散してもらうには好都合だろうが。それで、事務員の…… 木梨さんだったか、彼女は何と反論しているんだい?」

 

マモル「杉山のルーズさですね。出勤時間もそうですが、相手との約束の時刻に平気で遅れたりするんです」

 

ショウ「それは信用を失うだろう」

 

マモル「ええ。ただし、コンサルとしての腕は確かなので、結果は出すんです。それで顧客も満足してくれてます。その噂を聞いて杉山を指名してくれる企業も増えてきました。杉山としてはそういった反響をもっと効果的に扱いたいんです」

 

ショウ「なるほど。しかし、それに危機感を抱いているのが木梨さんなのか」

 

 

マモル「はい。インフルエンサー・マーケティングの場合、良い評判も広がりますが、悪い評判が広まる危険性があります。もっと顧客満足度を高めるような努力をしてからにしないと、杉山のルーズさがアピールされることになるかもしれません。それこそ会社の信用問題低下に繋がります」

 

ショウ「だからこそ、木梨さんは杉山くんに、まずは自分の行いを見つめて、改善するように指摘しているわけか」

 

マモル「杉山は自分の能力であれば、もっと大きな企業を相手に成果を出すことができると、自信を持っています。自分のパフォーマンスを発揮する最善の方法を考えての意見なんでしょう。木梨さんも手法を否定しているわけではないんです。成果を出すためには、先にすべきことがあるだろうと指摘しているんです」

 

ショウ「まあ、自分を否定されているようで、杉山くんとしては感情的になってしまうだろうな」

 

マモル「木梨さんも、いつもは杉山の素行面を指摘してはいるんですが、揉めるのが嫌でそこまで強いものではなかったんです。ただ、木梨さんも本気でこの会社に貢献したいと考えてくれるようになって、発言も容赦なくなっていますね」

 

ショウ「杉山くんは、そんな自分に対してネガティブな意見を受け付けられず、口論となっているわけか……」

 

マモル「まあ、杉山の社会人としての常識不足と、自分を変えられない点が大きな問題なんですが。

 

ショウ「それは間違いないな。ただ、マモルとしては、せっかくモチベーションが高まってきた杉山くんの芽も摘みたくないと?」

 

マモル「はあ…… できるだけその方向で進めていきたいんです。ただ、何か腑に落ちない部分もあります」

 

ショウ「どちらも会社の発展のための意見だが、どうも杉山くんは会社を利用して、自分を売り出したいという意識が強いように感じるな」

 

マモル「それは確かに…… 木梨さんは会社の発展のために勇気を出して、あえてネガティブな意見をぶつけてくれていると思います」

 

 

ショウ「井上雄彦氏の漫画SLAM DUNKで、安西監督が

 

お前の為にチームがあるんじゃねぇ。

 

チームの為にお前がいるんだ!!

 

って指摘したことを思い出したよ」

 

マモル「そうですね。どうすれば杉山が木梨さんの意見を受け止めてくれるのか、僕もチーム為、会社の為に試行錯誤してみます」

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