名言集コラム67 「ネルソン・マンデラ氏に学ぶ・もっとも偉大な栄光は」

※経営者として独立して間もないマモルが、先輩経営者ショウから成功に繋がるアドバイスを受けて成長していく物語です。

 

今回のポイント
ネバーギブアップの精神

 

 

マモル「先輩、お疲れ様です。今日はお忙しいところお時間を割いていただいて、ありがとうございます」

 

ショウ「いやいや、上田と望月をレンタル移籍させてから1ヶ月経つからな。そろそろいい兆しも見えてきたんじゃないかと期待していたところだよ。どうだ?」

 

マモル「はい。とりあえずふたりには頑張っていただいているのですが、杉山と木梨さんの新婚旅行は1ヶ月ほど延期することになりました」

 

ショウ「……そうか。ということは、任せて新婚旅行に出かけられるほど信頼できてはいないということだな」

 

マモル「まったく信頼できないわけではないんですが、まだ心配の方が大きいという判断ですね。もちろんふたりの実績やスキルについては申し分ないほどです。ただ、杉山にしても木梨さんにしても、自分の顧客を任せるには物足りなさを感じています」

 

ショウ「マモルの会社に移籍しても、仕事ができないというレッテルを剥がしきれないのか……」

 

 

マモル「僕も初めて従業員を雇ったときに、橋本さんにしても、杉山にしても、木梨さんにしてもそれぞれ対応に苦しみましたからね。そこを乗り越えたので、育成の面ではちょっと自信を持っていたんですが、そう簡単なものではありませんでした。成長したり、自分の課題に気づくきっかけ作りというものは、やはり人それぞれなんですね。人を育てる難しさを痛感しています」

 

ショウ「マモルにもそこまで苦労させてしまっているとは…… どうだ、上田と望月はこっちに戻した方がいいか?」

 

マモル「他の従業員とはそういった話はさすがにできないのですが、顧問税理士さんには相談させていただいています。この1ヶ月の売り上げ自体は変わりない状態ですが、レンタル料が無料だったからで、次からは人件費も増すので収益は厳しくなると。しかも顧客がまた離れていく不安もあるという見方です」

 

ショウ「なるほど。そういうことなら仕方ないな。本来の目的は新婚旅行で抜ける穴を埋めるためのレンタル移籍だ。それが穴を埋められないばかりか、会社に迷惑をかけて足を引っ張っているのならマイナスの効果しかないからな。レンタル移籍は終了にしよう」

 

マモル「ですが、顧問税理士さんとも話をしていて、やはりふたりのポテンシャルの高さは評価しているんです。今後、僕の会社がさらに大きくなって、従業員が増えた場合を考えると、今回はとてもよいケーススタディーになるのではないかと」

 

ショウ「しかし、実際にこの1ヶ月の様子を見ていると失敗の連続だろう。上手くいかないことは証明されたわけだからな…… この先、さらに損失が膨らんだり、新婚旅行が中止になると大変だ」

 

マモル「その心配がまったくないわけではありません。ただ、顧問税理士さんからは、南アフリカの大統領だったネルソン・マンデラ氏の言葉を教えていただきました」

 

ショウ「アパルトヘイト撤廃に生涯を捧げた人物だな。25年以上投獄されながらも諦めず、大統領となって南アフリカを変える大きなきっかけを作った」

 

 

マモル「はい。ネルソン・マンデラ氏は

 

生きるうえでもっとも偉大な栄光は、

 

決して転ばないことにあるのではない。

 

転ぶたびに起き上がり続けることにある

 

と述べたそうです。失敗を怖れるのではなく、ネバーギブアップの精神で失敗しても次に挑戦することが大切だと」

 

ショウ「確かにそれが成長するうえで欠かせない意識だな。問題はあのふたりもそれを実感してくるかだが」

 

マモル「ここは荒治療が必要だと決心しました。ですからもうしばらく見守っていただいてよろしかったでしょうか」

 

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