名言集120 「ミケランジェロ・ブオナローティ氏に学ぶ・最大の危険」

※経営者として独立して間もないマモルが、先輩経営者ショウから成功に繋がるアドバイスを受けて成長していく物語です。

 

今回のポイント
 目標の設定 

 

 

マモル「このイタリアンレストランも、先輩の会社のクライアントですか?」

 

ショウ「いや。美味しいと評判なんで、一度来てみたいと思ってね。それで今晩のディナーにマモルを誘ったんだ。しかし、想像と違って、ずいぶん荘厳な雰囲気の店内だな」

 

マモル「飾ってあるのは見たことのある壁画が多いですね」

 

 

ショウ「ああ、ルネサンスの作品のレプリカばかりだ」

 

マモル「あの男性の絵はわかります。有名なダビデ像ですよね。彫刻の絵も飾っているんだ」

 

ショウ「ダビデは第2代イスラエル王国の国王で、すべての王の模範といわれている。イスラエルを統一したリーダーだよ」

 

マモル「リーダーといえば、日本の首相は電撃辞任となりましたね。先週末に記者会見を開くというから注目していましたが、まさかの辞任会見でした」

 

ショウ「会見の3時間前に日経平均株価が600円以上下落して、何が起こったのかとビックリしたよ。辞任のニュースが先に流れたせいだな。しかし、就任以前の頃から比べると、アベノミクスのおかげで日本の株価はかなり上がった。今の政権は経済の立て直しに大きく貢献したのは間違いない話だろう」

 

マモル「そうですね。リーマンショックから低迷していた経済の立て直しや、大災害からの復興、アメリカやロシアとの外交、オリンピック開催とかなり尽力されたでしょうね。今回のコロナ禍で東京オリンピック開催は日程が延期されてしまいましたし、順調に進んでいたインバウンド産業も壊滅的になってしまっている現状は残念ですが」

 

ショウ「成果を出せた部分もあれば、不十分だった部分もあったのは確かだな。実際に今回の記者会見で首相もそう答えていた。体調面のことがあるから致し方ないだろうが、この混乱の中で辞するのは本人が一番悔しい思いをしているだろうね」

 

マモル「後任の方にも日本再生の志を受け継いで頑張ってほしいです。しかしこれだけ混乱した状況の中だと大きな目標は立てようもないでしょうね。アベノミクスの成果では、実質GDP年率プラス2.4%、株価は政権発足後プラス100%、完全失業者数61万人減少、外国人訪日客数前年比プラス29.4%など驚異的な数値が今も首相官邸のサイトに掲載されていますが、これから先は、そんな華やかな状態にするのはとても無理な話ですよ……」

 

 

ショウ「withコロナの時代では実現するのは難しい面もあるだろう。これは会社の売上目標などにも当てはまる話だ。どこも厳しい。しかし、目標の設定については、あのダビデ像を作り出したルネサンスの三大巨匠のひとり、ミケランジェロ・ブオナローティ氏はこう述べている。

 

最大の危険は、

 

目標が高すぎて達成できないことではない。

 

目標が低すぎて、

 

その低い目標を達成してしまうことだ

 

とね。低い目標を達成して自己満足に浸り、あぐらをかくようになるのが一番危険だということだな。だったら届かなくても背伸びをし続けなければならない目標の方が頑張り続けられるし、成長もできる

 

マモル「目標が達成できたら嬉しいので確かにそこで安心しきってしまうかもしれません。達成できそうもない目標を立ててもやる気を削ぐだけだと思っていましたが、低すぎる目標よりは効果があるのか…… そういった視点は今までなかったですね。低すぎる目標を達成すると弊害があるとは驚きです。このwithコロナの時代では、目標の設定もかなり難しいですし、重要になりそうですね。自分のコンサルタント業にもぜひこの視点を取り入れていきたいです」

 

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