名言集コラム82 「ナポレオン・ボナパルト氏に学ぶ・あなたは永遠に登らないだろう」

※経営者として独立して間もないマモルが、先輩経営者ショウから成功に繋がるアドバイスを受けて成長していく物語です。

 

今回のポイント
 行動の重要性 

 

 

ショウ「マモルが従業員ひとりひとりと真摯に向き合い、本気で相手の成長を考えて接してきたことで、マモルの会社もずいぶん見違えるようになったな。顧客も増えて、売り上げも伸びてきているようだし、従業員もそれぞれが経営者の自覚で取り組んでいるから臨機応変に新しい変化にも対応できている。ここから先は順調なんじゃないのか」

 

マモル「ありがとうございます。ここまでこられたのも先輩のアドバイスや応援をいただけたからこそです。顧問税理士さんにもいろいろ助けていただきました。自分だけの力だったらとっくにリタイヤしていたでしょうね

 

ショウ「そうやって周囲の人にしっかり感謝できることも、マモルの才能のひとつだな。だからこそ従業員も会社や顧客に対して感謝の気持ちを忘れずにいられるんだろう。2020年の春からは気楽にゴルフに誘えそうで良かったよ」

 

マモル「2019年はあっという間でした。ただ、これまで生きてきた中でもっとも充実した、内容の濃い1年だったと思います」

 

 

ショウ「まさに激動の1年だったな。困難は人を成長させるというが、マモルはその典型だよ。この1年で経営者として確実にたくましくなった。ただ、人も育ってきたし、逆にやることがなくなって寂しくなるんじゃないのか?」

 

マモル「それが、先輩…… そう楽観視できる状態じゃないんです」

 

ショウ「え? また何かあったのか?」

 

マモル「何かあったって言っても、そんな悪い話じゃないんですが、橋本さんのことです」

 

ショウ「もう体調も回復して、バリバリ働いているって聞いたが」

 

マモル「ええ。体力面の問題はすっかり大丈夫です」

 

ショウ「体力面の問題? 他に問題があるのか? リーダーシップも発揮して今じゃマモルの会社のリーダー的存在だろう」

 

マモル「先日、相談を受けまして…… 会社を辞めようか迷っていると」

 

ショウ「ええ!? どうして…… マモルが苦労して、自律性やモチベーションを高め、自信をつけてきたのに」

 

マモル「入院中にいろいろ考えたようで、自分も起業をしてみたいと。橋本さんももうすぐ50歳になりますし、ここがラストチャンスだと思いが強いです」

 

 

ショウ「そういうことか。なるほど…… それは確かに悪い話ではないが、厳しいな。橋本さんが独立するとなると、そっちに流れるクライアントも出てくるだろうしな。何よりマモルの会社の動きが大変だ」

 

マモル「そうですね。もちろんまだ本決まりではないんです。あくまでも迷っているという話なんですが。僕もどう答えるべきか迷っています」

 

ショウ「会社に残ってもらうようにお願いするのも選択肢のひとつだな」

 

マモル「橋本さんは前の会社に勤めていた頃から起業を何度も考えてきたそうです。ただ、どうしてもその勇気が持てないので諦めてきたと。誰かに背中を押してくれるのを待っているのかもしれません。以前の僕のように」

 

ショウ「確かにマモルも起業にはなかなか踏み切れなかったなー」

 

マモル「あの時の先輩の言葉が僕を後押ししてくれました。ナポレオン・ボナパルト氏の言葉です」

 

ショウ「ああ。山の話だな。

 

僕はずっと山に登りたいと思っている。

 

……でも明日にしよう。

 

おそらくあなたは永遠に登らないだろう

 

という言葉か」

 

マモル「その言葉を聞いて、いくら頭の中で考えても、行動に移さない限り何も実現できないことに気づきました。明日しようではなく、今しよう、と考えて起業を決意したんです。ですから、橋本さんにこの言葉を伝えるべきか迷っています」

 

ショウ「まあ、橋本さんの成長を願っているマモルのことだから、きっと伝えるんだろうな」

 

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